ポリカーボネートの特長と建材用途をご紹介

2025.01.22
ポリカーボネートとは?

ポリカーボネートは、透明性が高く、耐衝撃性に優れています。
この素材は、ガラスの約200倍、アクリルの約30倍の耐衝撃性を持ち、非常に強度に優れています。また、耐候性が高いため、屋外での使用にも適しており、長期間にわたって性能を維持することが可能です。さらに、自己消火性を有しています。
このような特性から、ポリカーボネートはさまざまな分野で活用されています。主な使用例として、機器部品、窓、屋根材、パーテーションなどが挙げられます。これらの製品は、耐久性や安全性が求められる場面でその特性を活かしています。
ポリカーボネートのメリット

透明性が高い
まずひとつめは透明性に優れ、ガラスと同等の透明度を持つため、光学用途に適しています。
耐衝撃性が高い
耐衝撃性が非常に高く、ガラスの約200倍の強度を有しています。
紫外線に強い
さらに、耐候性にも優れており、紫外線に強いため屋外での使用に適しています。
火に強く燃えにくい
燃えにくいだけでなく、自己消火性をもち、火災時にも安全性を確保します。自己消火性とは、燃え始めた際に、火の元が取り除かれるとそれ以上燃え続けることなく、自然に日が消える性質を指します。したがって、火事の拡大を防いでくれる建材ということですね。
ポリカーボネートのデメリット

傷がつきやすい
まず、表面の硬度が低いため、簡単に傷がついてしまうというデメリットがあります。このため、特に表面の耐久性が求められる用途では注意が必要です。
価格が高価である
よく比較されるアクリル樹脂に比べると、ポリカーボネートは高価となってしまいます。
ポリカーボネートの用途
ポリカーボネートは、その優れた特性を活かし、さまざまな分野で使用されています。高い透明性と精密さ、安全性と寸法安定性が求められる場面で活躍しています。
施設や建物の屋根材
屋根材に利用され、透明性と耐候性により屋外での使用にも適しています。

カーポートの屋根材
高い透過性で、スタイリッシュなカーポートにも利用されています。

天窓
耐候性や日差しも通すことから、天窓としても活用されています。

ガラスのデパートで購入できるポリカーボネート
ポリカーボネートとアクリルの違い
ポリカーボネートとアクリルはどちらも優れた特性を持つプラスチック素材ですが、それぞれに異なる特徴があります。
ポリカーボネートはアクリルの約50倍の耐衝撃性を持ち、強度が求められる用途に適しています。一方で、加工性に関してはアクリルの方が優れており、簡単に成形や切断が可能です。ただし、ポリカーボネートは高い難燃性を持つため、安全性の観点で優れています。
透明度については、アクリルがより高い透明度を誇りますが、ポリカーボネートも十分な透明性を持ち、光学用途にも適しています。ただし、コスト面ではポリカーボネートの方が高価であるため、用途や予算に応じた選定が必要です。
用途に関しては、耐衝撃性と安全性が求められる場合には、ポリカーボネートが選ばれることが多く、用途や性能の優先順位によって、適した素材が異なることが特徴です。
アクリルとポリカーボネートの違いをご紹介
以前に、『アクリルとポリカーボネートの違い』という記事も投稿していますので、見ていただけると嬉しいです♪(画像クリック☝)
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