網入・線入板ガラス

種類

用途・場所

ガラスの中に金網または金属線を挿入し、飛散防止性にすぐれたガラスです。

「出展：セントラル硝子プロダクツ」

説明

ガラスの中に金網または金属線を挿入し、飛散防止性にすぐれたガラスです。網入板ガラスは外壁の防火性能が必要とされる開口部に使用できます。

万一割れてもガラスの破片が飛散しにくいため、ガラス破片による傷害の危険が軽減されます。

小口に網材、線材が露出していますので雨水や結露材により錆びる事があります。

網入板ガラスは、ガラスが割れても破片は金網に支えられ、穴があいたり崩れ落ちたりしにくいので、火災や火の粉の侵入を防ぐ効果があります。国土交通省告示第470号(平成12年建設省告示第1360号)に規定される防火設備のガラスとして、延焼の恐れのある部位に使用できます。

※線入板ガラスは、防火設備としては使用できません。

ガラスに挿入された金属によって、ガラスの存在が確認できるので、普通のフロート板ガラスに比べて衝突事故が少なくなります。単板ガラスの網入、線入ガラスは防犯ガラスとしてはご使用になれません。

多く普及しているワイヤー入りガラスです。ワイヤーが斜めにクロスし、菱形模様になっています。『透明ガラス』と『かすみガラス』の２種類あります。

ワイヤーが縦横にクロスし、正方形に区切られて見えます。『透明ガラス』と『かすみガラス』の２種類あります。

ワイヤーが縦一方向のみです。デザイン重視したい所におすすめです。
ワイヤーが少ない分、外が見やすいですが割れ落ちやすいです。

『透明ガラス』と『かすみガラス』の２種類あります。※線入板ガラスは、防火設備としては使用できません。

網入、線入板ガラスのご使用にあたっては、窓枠への納まりや雨水や結露水を速やかに排出できる水抜き孔などを十分ご検討ください。
また、施工にあたっては必ずガラス端部に、防錆塗料などによる防錆処理をしてご使用ください。網材、線材が錆びますとエッジ強度が低下し、錆割れや熱割れの原因となります。